保育ネット
第45回「わたしの保育」大賞の贈賞式
編集部 宮川 勉
1月21日(木)、北杜市須玉町津金にある
「森のようちえん ピッコロ」に行ってきました。
住所は、小高い丘にある集落ですが、
どこを見てもそのような施設があるように思えません。
と、突然枯れ山を滑り降りてくるように、
カラフルなつなぎの子どもたちが。
ここです。
山に続く空き地と、古い民家、それにビニールハウス
こそが、 「森のようちえん ピッコロ」だったのです。
「21日だけ暖かいので、覚悟して来てください」
受賞者の中島久美子さんは
前日にそう言っていました。
暖かいと、雪が雨になり、
焚き火もできないのだそうです。
だから防水と防寒対策は万全にということでした。

贈賞に行くのに、ネクタイも締めないでいいのだろうか、
と私は出る直前まで悩みましたが、
結局、中島さんの忠告を聞いて、
そのまんま山に行く格好で望みました。
しかし、ピッコロではこの格好こそが制服。
子どもも中島さんも、お手伝いのスタッフも
みんなアウトドアスタイルです。
雨の音が響くビニールハウスで、
贈賞式を行いました。
3年前にひとりの子どもを相手に立ち上げた「ピッコロ」
ですが、いまは22名の子どもの保育をしています。
これは近隣の保護者が、
中島さんの保育を理解し、
一緒に作り上げてきた結果です。
ですから中島さん以外に3人の保護者が手伝っています。
そのうちふたりは毎日来園するスタッフでもあります。
いま、全国の保育者が一番心を砕いているのは
保護者対策だという話を聞いたことがあります。
しかし、ここではエネルギーの100%を
保育のために使うことができます。
中島さんにはいつも迷いがあります。
自分の『見守る保育』がはたして、
世間に通用するのだろうか。
その答はまだわかりません。
しかし今回、大賞を受賞したことが、
少し自信につながったようです。
「森のようちえん ピッコロ」の
今までとこれからは、
本誌6月号で詳しくご紹介します。
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